こじらせてもうた

主にBLを食すHENTAIの雑記帳

何度でも読み返したい!殿堂入りのおすすめBL漫画まとめ

 「このBL漫画、おもしろいのかな?」

そう思ったら、アマゾンはもちろんBLのレビューサイトや電子書籍の配信サイトでたくさんのBL漫画の評価を簡単に見れる。

 

ですが、簡単に面白いBL作品を選べるかというと、意外とそうでもなくて。

レビューの評価が高くてもその作品が自分に合うかはわからないんですよね。

 

「えっなんでこんなに評価高いの!?」って思うこともあれば、

「反対意見もあるかもだけど、私はこれ好きだな〜」って思うこともある。

  

だったら、1人の中の殿堂入り作品をまとめたら、なんとなく傾向がわかるのでハマる作品に出会う確率が高くなるかなー?

ということで、私の中の超おすすめ作品を9つ集めてみました。

 

まあ知名度のある作品が多くなってはしまうのですが、もし今まで知らなかった作品に出会えてあわよくば感動してくれたら嬉しい!

 

 では紹介していきます!

 

 

↓↓エロに特化したランキングもあるので、エロを求めている方はぜひ。笑

 

blog.boyslove-labo.pink

 

窮鼠はチーズの夢を見る/俎上の鯉は二度跳ねる[水城せとな]

窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスα)
水城 せとな
小学館
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ベスト・オブ・殿堂入り作品!

「窮鼠はチーズの夢を見る」の続きが「俎上の鯉は二度跳ねる」になっています。

 

きゃっきゃウフフな幸せいっぱいBLとは正反対の、

嵐の中で翻弄されるような大恋愛を描いた作品です。

 

主人公は、自分を愛してくれる人を求めてフラフラと不倫を繰り返していた男、恭一。

そんな恭一に執念深く迫ってきたのは、大学時代の後輩、今ヶ瀬。

今ヶ瀬にひたすら愛を注がれて最初は居心地のよさを感じていた恭一だけど、

だんだんと独占欲や執着心が芽生えきて、

自分も恋愛に振り回されていくようになる...

 

という、

とにかく読み応えがあるというか、

漫画離れしたリアリティがあります。

 

今ヶ瀬の重たすぎる愛はもはやストーカーレベルですが、言い換えればそれは一途な証拠でもあって。

彼が恭一の好きなところを車の中でひたすら喋りながら朝を迎えるシーンは、

切なくて涙があふれてしまう最高の名シーンです。

 

対して恭一は最初は恋愛に対して受け身で

 

そういう欲望とか打算みたいな、人間の泥臭いところも含めて真正面から恋愛に取り組んだ、まさしく歴史的な価値のある作品だと思います。

 

一生に一度でいいから、こういう自分が自分でなくなるような恋をしてみたいな〜

と思うのですが、想像しただけで疲れるのでこの作品を読んで体験した気分にだけ浸っています。笑

 

どうしても触れたくない[ヨネダコウ]

どうしても触れたくない

どうしても触れたくない

 

実は、初めて読んだ時はサラっと読み終わってしまったこの作品。

 

ストーリーは、恋に後ろ向きな嶋くん(受け)が、転職した先の上司(外川さん)と身体の関係から入って徐々に心の距離を縮めていくリーマンラブ。

 

なんとなく読み返してるうちに「話の完成度が鬼のように高い」ということがわかりました。何度も読める味わい深さ。

 

というのは、エピソードとエピソードが糸を張り巡らせたようにつながりあってて、嶋くんや外川さんがなにを考えているのかのわかりみが深い。

すごい腑に落ちる。

 

例えば、キスの場面一つにもこんな仕掛けがあるんです。

 

①嶋くんは臭いのが嫌い

②外川さんは酒飲むしタバコ吸うし、その日は焼肉も食べている

臭くて最悪なのに、嶋くんはキスをやめられない

 

なぜキスをやめられないのか、って

それだけ外川さんにハマってるからですよね!

 

つまりセリフで直接説明するっていうより、

間接的な表現から読者が察するようになっている高等テクニック。

だからすごく感情移入しやすい。

嶋くんが泣いてると、私まで泣きたくなる。

 

あとね、もちろんキャラクターも素敵でね。

嶋くんはぶっきらぼうで基本カワイくないんだけど、たまに見せる素直さとか恥じらいながらのキスとかギャップにやられる。

 

外川さんは大人の余裕めっちゃ醸し出してて、過去に縛られずに生きてる飄々としたところがすごいカッコいい。

 

嶋くんにちょっかいかけて冷たくされてるのもいいし、デレモードで迎撃されるのもまた美味しい。

後日談がもっと読みたくなる2人です。

 

囀る鳥は羽ばたかない 1~4 [ヨネダコウ]

囀る鳥は羽ばたかない 1

囀る鳥は羽ばたかない 1

 

同じくヨネダコウさんの、ヤクザをテーマにした人気作。

女性だけじゃなくて男性にも人気があるらしい。

まだ未完ですが、名作であることは間違いないです。

 

キャラクターはかなりエッジが効いています。

メインの2人とも、過去のトラウマから性的なステータス異常になっている状態。

若頭の矢代(受け)はひどくされるのが好きなドMの変態、

そしてボディーガードの百目鬼(攻め)は勃起できないインポです。

ドMとインポってすごい組み合わせですよね。笑

 

この作品のなにが面白いって、

硬派でシリアスな雰囲気の中で、

2人が両想いなのになかなかくっつけない焦れったさ!

 

攻めの百目鬼は受けの矢代にベタ惚れ。

真顔で「頭の側にいるためならなんでもする」と言い切るほどストレートな愛です。

 

対する矢代は百目鬼の見た目が好みど真ん中だったらしく、

具合が悪い時におんぶされてキュンときたり、寝ている百目鬼にチューしたりと、色んなヤクザとしょっちゅうセックスしてるようには思えないほどピュア!

 

なぜお互い好きなのにくっつかないかというと、

矢代の性格がとんでもなく天邪鬼なのと、百目鬼がインポだから。

サディスティックに自分を痛めつけるのを好む矢代は、ラブのあるセックスを望んでない。

勃たない百目鬼は、矢代にラブのある性欲を持つことがないから、安心して側に置けるんですね。

 

(ただの飾りになってもおかしくないインポ設定を、ここまで深くストーリーに組み込んでいるのはすごい)

 

こんなややこしい2人がメインで、しかもヤクザ組織の跡目争いなんかも絡んで、とにかく面白い。続きが気になる作品です。

 

さらに最新の第四巻は超!!気になる終わりかたで引いてて、「これは反則だろーっ」と駄々をこねたい気分でした。  

 

同級生[中村明日美子]

同級生

同級生

 

シリーズもので、同級生、卒業生(春)、卒業生(冬)と続きます。

 

この作品の好きなところは、

優しさ。

 

もうね、なんて優しい2人の世界なんだろう。

 

高校の同級生で、見た目も性格も全くベクトルが違う2人。

 

ちょっとお堅くて不器用だけど、真面目に草壁のことが好きな佐条くんと、

バンドマンで見た目はチャラいけど、真面目に佐条のことが好きな草壁くん。

 

ちゃんとお互いを想いあって、悩んだりすれ違うことがあっても、やっぱりちゃんとお互いのことが好きで。

 

何回読んでも私の心の中に爽やかな風が吹き込んできて幸せになる。

 

同級生シリーズのカップルのその後を描いたO.G.っていう作品もあって、そっちは幸せオーラが超強力。

こっちを貫通してくるし、うっかり焼き尽くされそうになる。

かと思えば別カップルのシリアスな話もあったりして、酸いも甘いも楽しめる作品です。

 

ブルースカイコンプレックス[市川けい]

長らく私の中で青春ぴゅあぴゅあBLの殿堂入りは同級生シリーズ一択...

 

だったのですが!

 

この作品もいいんです!!!

 

キュンキュンしすぎて「くぁぁぁぁっ」って変な声が出るし、

布団の上でジタバタもんどりうっちゃう。

 

しかもね?

 

1巻はプラトニック・ラブなんですけど、

2巻になるとエロが入ってきて、これがツボにくるエロなんですよ。

 

ヤる前に「風呂入る?」って言われてドキっとするとこか、「よろしくお願いします」ってお辞儀するところとか、いやベタなのはわかってるんですけど、初々しい緊張感が微笑ましい。

 

で、いざコトが始まると受けのヤンキー君がエッチで可愛い。

眉を八の字にして「やばいっ」って何回も言うんですけど、

想定外の気持ち良さでボキャブラリーがなくなるの、可愛すぎるでしょ。

 

スメルズ ライク グリーンスピリッツ[永井三郎]

これはね〜、

切ないBLランキングを作るとしたら、もうぶっちぎりで1位の作品。

だけど切なさっていっても、

叶わない恋とか引き裂かれる運命とかそういうロミジュリ的な切なさではないの。

 

ど田舎の閉鎖的な環境で、

自分の選びたい生き方と周りが求めてくる生き方の間で葛藤してる、

少年2人の青春物語なの!

 

切なさの上にほろ苦さがあるの!!

 

ラストはハッピーエンドかと思いきや、ちょっと複雑な余韻のある終わり方で、

読むたびに「うわあああああ」って頭抱えたくなる。

SIDE:AとSIDE:Bの2部構成の作品なんだけど、

まさしくCDのA面とB面のように対照的な生き方を送る2人の少年に、

もう涙しかない。

 

イベリコ豚と恋と椿[SHOOWA]

 

高校生のヤンキー集団の惚れた腫れたのお話。 

DKのグループってそれだけで尊いのですが、

出てくる男の子がみんなかっこいいんです!

 

くっつく人たちはもちろんなんですが、仲間の脇役までかっこいいのがすごいです。(頭にタオル巻いてる人とか)

 

でもイチ押しは後に出てくるカップルの吉宗くん!(表紙の左から2番目)

金髪で片目隠れてる厨二心をくすぐられるビジュアル、

性欲は薄いけどセックスは手馴れてるっていうビッチ感、

そして重たい過去を背負った儚げな雰囲気...

 

100点満点かよ!

 

なんせ最初はサブカップルとして登場したのに、人気すぎて吉宗くんがメインの続編が2冊出てるぐらいですしね。

続きが読めると聞いた時には飛び上がるぐらい嬉しかったな〜

 

あと作品の随所に織り交ぜられてるユルいギャグが好きです。

読んでてリラックスするというか、フッて笑って力が抜ける感じ。

声を上げて笑ってしまったのは、受けの椿くんが一線を越えるかどうかで悩んでるこのシーン。

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Google先生によればバハマっていうのはキューバの港町だそうで、
つまり、バナナ(棒)がバハマ(港)に入港するわけです。

こういう直感的な言葉遊びが好きな人はSHOOWA先生ハマると思います。

 

笹原くんと鮫島くん[腰乃]

 

ノンケが恋に落ちるドタバタを描かせたらピカイチの腰乃さん。

でも特にこの作品は、腰乃さん作品の中でもひときわキャラクターが立ってて、さらに全力で恋をするひたむきさがあって、大好きな作品です。

 

特に大ヒットだったのが鮫島くん。

クールで常識人かと思いきや、蓋を開けたら超コミュ障。

おまけにキャパシティが小指の先っちょぐらいしかないので、すーぐいっぱいいっぱいになっちゃう。Tシャツの鮫が

なので勢いで笹原くんにグイグイ迫ったと思ったら、「やってしまった...」って思い詰めて急に距離を置こうとしちゃう。

つまり、超面倒くさい童貞(一応攻め)

でも笹原くんのことが大好きって気持ちが溢れてて!そこが可愛いんですよね〜!

 

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↑BLあるあるすぎて陳腐になりがちな難しいセリフだけど、鮫島くんの一生懸命さがまっすぐ伝わってきてこっちもキュンとしてしまう。

 

受けの笹原くんはノンケなのに、告白されてからも鮫島くんにチョコ渡してみたり部屋に泊まりに行ったり、試すようなことをしてくる小悪魔。 

鮫島くんの驚異の童貞力に焦らされて自分から誘惑したりする。

 

↓「エッチしねーの?」ってすんげえ可愛くないですか?

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でもさらに素晴らしいのは、

笹原くん本人も男とヤったことがないので、いざセックスになると途端に初々しくなるところ。

 

初めてのことにドキドキしながら2人が交わっていくのは最高です。

はらださんの作品

にいちゃん

にいちゃん

にいちゃん

 

1つになんて決められないよ!

だって、まるでBLっていうジャンルの中に「はらださんのBL」っていうジャンルがあるんじゃないって思うくらい、個性が際立ってるんですよね。

まず基本的にカップルのどちらかが、歪んでたりダメだったり狂ってたりします。

なので一回読んだだけでもずっと覚えてるぐらいのパンチがある。

彼氏にフェラしてお金をもらおうとする「やたもも」のモモとか典型です。

やたもも

やたもも

やたもも

 

 

そしてストーリーの起承転結の「転」にあたる部分が工夫されてる。この「転」って、物語の見せ場を決める一番重要な要素らしいんです。(ジョジョの作者の本に書いてあった)

それまでの流れが一気に変わって結末になだれ込むのは読んでて鳥肌が立ちます。

一番衝撃だったのは「カラーレシピ」

これは絶対ネタバレを見ないで読んでほしい!

 

あと「よるとあさのうた」。

攻めが受けに心を許す転換点となるエピソードがあるのですが、これが劇薬かってぐらい刺激が強くてビビりました。

 

さらに素晴らしいのが、エロにもこだわってるところ!!笑

画力が素晴らしいのでエロが映えるのはもちろんなんですけど、

たくさん作品ある中で同じセックスってなくて、どの作品もそれぞれ違う見せ所がある。

それも「ネガ」のピアス開けだったり、「にいちゃん」の玩具責めみたいなアブノーマルなプレイだけじゃなくて、

「変愛」に出てくる普通の高校生カップルですら玉舐めとかちょっと凝ったエロにしてるところがイイです!

 

最後に作品の感想をちょこっとずつ述べると、

「変愛」はデビュー作とは思えないエロスがほとばしってて最&高だし、

「やたもも」は一番ほのぼのしてて楽しんで読める万人におすすめの作品だし、

「カラーレシピ」は読んでて鳥肌立ったし、

「よるとあさのうた」はクズ男にぞっこんなイケメンが微笑ましくてしかも絵がめちゃくちゃスタイリッシュだし、

「にいちゃん」は普通の人生ってなに?っていう重いテーマに挑んでて涙が出るくらい素晴らしいし、

「ネガ」「ポジ」「やじるし」の短編集もはらださんの魅力が凝縮されててすごい濃いし、 

やじるし

やじるし

やじるし

 

 

もう全部好きです!

終わりに 

書いた!!

つ、疲れた...笑

自分の"好き"を思いっきりぶつけたつもりでしたが、上手くぶつけられただろうか?

投げようとしたボールが足元に転がってないだろうか...とやや心配ですが。

 

ともあれ、楽しかったです!