こじらせてもうた

主にBLを食すHENTAIの雑記帳

最近商業BLのレベルが高くなったよね気のせいじゃないよね

 

休みの間に一気にBL作品を読み漁っていたのですが...

2,3年前に比べて、商業BL全体のレベルがずいぶん上がってる気がします。

特に画力。

 

え、みんな当たり前のように絵うまくない?

思わず唸ってしまうほど絵の上手い作家さんが多い...!

昔は多少絵が雑でもストーリーとキャラが良ければ十分、という雰囲気だったんですけどね。それほどBLの市場が広がっているのか、それとも描き手の幅が広がっているのか...

 

まあそんな感じで、最近読んだ中から11作の漫画をざっくりねっとりレビューしてきたいと!思います!

 俺のパンツが人質にとられています/春田

俺のパンツが人質にとられています[コミックス版]

俺のパンツが人質にとられています[コミックス版]

ラノベみたいなタイトルのBL作品ってどうも苦手で。

「この作品面白いよ!!」みたいにグイグイくる感じがするんですよね。でもこれは読んでよかった!という作品でした。

受けが後輩に偶然ノーパン姿を見られ、それをネタにノーパンでの登校を強要されるというお話。

まず絵が普通に上手いし、見せ方も上手い。

特に受けがノーパンのまま学校生活を送っている時、バレないか心配しつつもちょっと興奮してる描写が...いいと思います。(真顔)

そして攻めは無茶な要求をするけど、実は純粋に受けのことが好きで...という王道展開でついニヤニヤ。二人の「好き」の気持ちがよく見えて満足でした!

画力があって愛もあるのでエロもなかなかです。

ふしぎなともだち/新井煮干し子

ふしぎなともだち

ふしぎなともだち

 

今ドキの大学生の和(なごむ)と、筋金入りのオタク大学生 由岐くんが起こす化学反応を描いたお話です。他人から、友達へ。友達から、もっと大事な人へ。もうこの過程に終始ニヤニヤしてました←

中でも、和くんが超ウルトラマックス可愛い。

リア充だけど、頭が軽くて「ウェーイw」してるんじゃなくて、ほんとに性格良くて一緒にいて楽しいから慕われてるリア充って感じ。

そんで和くんの胸キュンポイントがまた可愛い。言葉だけ聞いたら聞き流してしまいそうな、なんでもない一言に胸キュンするんだよね。(「いい、なんでも好きなの食え」とか)

でもそこでわかりやすく頬を赤らめずに、真顔のまま着実に好きになっていくんです。表情を変えまいってすると無表情になるんですよね。そこらへんリアルで、グッときました。BL(ファンタジー)を嗜好するくせにリアルを感じたいとか矛盾してるけども!

うーん、ふだん荒んだエロばっかり読んでるから心が洗われた。

 

void/座裏屋蘭丸

VOID

VOID

 

恋人に裏切られ心を閉ざした攻め× 元恋人をコピーして作られたヒューマノイド

表紙のただならぬ雰囲気に惹かれて読んだのですが、大当たりでした!!!

人間をコピーして作られた生き物のお話は、BLの題材としてはよくあるもの。

ですが、これだけ美麗なイラストで、ストーリーにちゃんと独自性があって、しかもエロも濃密に描いてある作品はなかなかお目にかかれないです。すごく贅沢。

まず健気で一途な受けが圧倒的に可愛い。

そして攻めは...裸が圧倒的に美しいんです←

この一冊で、まるでハーゲンダッツを食べたかのような満足感が得られます。おすすめです。

 

ネガ ポジ/はらだ

 

我らがはらだ先生の新作です!2冊同時発売で、アホエロの「ポジ」と、病み気味の「ネガ」に分かれた短編集。前作品から引き継いだお話(メシア、変愛)があるので、ファンは必読です! 

個人的に一番良かった話は「ネガ」に載ってる「ピアスホール」という話。

平凡な見た目ながらも耳、へそ、乳首、舌、身体中にピアスを開けている受けがメインの話なのですが、とにかくピアスについての知識量がハンパじゃない。ちょっと異常で淫靡な雰囲気が、そのディテールの細かさでムンムン際立ってます。

秀逸!の一言です。

あと「ポジ」の方では「博士と助手」という話が好きでした!

クールな助手× 最新技術で見かけは少年の老科学者

画力のあるギャグで楽しく読めます。

ですがエロの方はなかなか濃いめ!はらだ作品には珍しい触手ものです。

こちらも細かい文字描写で満足感が高いです♪

 

ジャッカス!~触っていいって誰がいったよ?~/スカーレット・ベリ子

「みのりの手」で大ヒットした作者様の新作。「みのりの手」は読んだ当時「ふーん」みたいな感じで印象薄かったんですけど、この作品は個人的にヒットでした!

メインカップルは非の打ち所のない優等生だけどパンスト好きの攻め、そしてヤンキーに見られがちな女子より美しい脚を持つ受けです。受けのパンスト姿に攻めが魅了されてしまうお話。

ですが「パンスト」というテーマに加え、受けが「プレイでの興奮」と「好き」の間で揺れ動く心情もしっかり捉えられていて、すごく良かったです。

エロ重視のお話ではないのですが、「脚を触られてるだけで」と葛藤しながらも感じちゃう受けがとっても可愛いくて大満足でした。

いや〜女子より綺麗な脚してる男の子って本当にいますもんね。無駄な脂肪がついてなくて、彫刻みたいで美しい脚。私もホレボレしながら見ちゃうので(←)作者様が題材に選んだ気持ちがよくわかります。

最後に。これ読んだ人はわかると思うんですけど、保健医カプの省略されたエロが気になりすぎて!作者様描いてください願いします(切実)

 

したがりな俺たちの、きのう今日あした/松本ノダ

したがりな俺たちの、きのう今日あした

したがりな俺たちの、きのう今日あした 

前作からこの先生は注目してはいたのですが...この作品、めっちゃ好みでした!!!

どんなお話かというと、ヤりたくてたまらない高校生カップルがヤる場所なくて鼻息荒くしてる話。笑

何がいいかって、受けがふっつーーーの高校生なところ。イケメンでもないし、メガネかけてて、しかもちょっとポッチャリしてる!だけど絵が肉感的というか、平凡な受けがものすごくエロく見えるんですよ。こういうのって下手にイケメンよりも、リアルにいそうな地味フツメンの方が興奮する(真顔)

あと、全編通して二人がラブラブなんです。お互いのことが大好きで大好きでたまんないっていう、甘々な感じが読んでて幸せになります。「ゆうまは俺だけのマシュマロなのに」のセリフとか、アホ可愛くて最高。

1冊全部このカップルのお話で、付き合うまでのお話、未来のお話など盛りだくさんです。おすすめ!

ラストフライデイ/絵津鼓

ラストフライデイ

ラストフライデイ 

癒された。ひたすら癒された作品でした。

攻めは年下のクラブのボーイ、受けはのび太くん的な天然ドジっ子な花屋の息子。

ほんわりタッチな今っぽい絵柄で、絵の安定感が抜群です。

まず攻めが優しくてイケメンすぎてキュンキュンする。

あと二人の会話がとにかく可愛い。受けがパジャマの裾をズボンにインするところとか、和みすぎて現実に帰れなくなるレベル。

でもこの作者様はほんわかなだけじゃなくて、悩んでる描写もしっかり描くので好きなんです。受けが自分の中の汚い感情に戸惑うシーンは不覚にもウルっときました。

  

終わらない不幸についての話/緒川千世

終わらない不幸についての話

終わらない不幸についての話

「誤算のハート」のスピンオフ。

受けはネガティブ思考で、わざと嫌われるように振る舞って殻に籠っちゃうという、なかなかめんどくさい性格。一見攻めっぽく見えるのにポロポロ泣いちゃうし。その不器用さを一周回って可愛いと思えるかどうかがこの作品の肝だと思います。

あと攻めの男の子がひっっったすらに良い奴。

あまりにダークな部分がないので「えっ受けの子めっちゃ性格ねじ曲がってるけど、この子でホントにいいの!?可愛い女の子の方が絶対幸せになれると思うよ!?」って読みながら心の中で言ってた。余計なお世話だっつの。

 

マザーズスピリット/エンゾウ

日本に留学に来た部族の戦士× 大学職員という面白い設定。

全く異なる文化で育った二人が、少しずつ意思を疎通させ、心の距離を縮めていくほっこりとしたラブ。

この作品も絵のレベルが高い!特に男性ホルモンMAXな攻めの色気がたまらん〜。ページをめくる度に攻めに見惚れてました。

男同士の葛藤を描くというよりはライトでファンタジーなお話なので、明るい気持ちで読めます。

 

 

ハングアウトクライシス/おわる

合コン無双のモテ男2人が勢いでヤっちゃって、でもこれが意外とハマっちゃって...というお話。思ったよりエロとろな感じでした。笑

最初は似た者同士のチャラ男二人だったのですが、攻めはどんどん言葉攻めする天然Sになるし、そして受けは無自覚に可愛いしで、相性ピッタリになるのが面白い。

あと友達同士の関係がノリでエロい雰囲気になるまでの流れとか、普段の男の子同士の会話とかがとっても自然で、読んでて楽しかったです。

 

恋するインテリジェンス/丹下道

表紙から勝手に頭脳戦の駆け引きみたいなお話を想像してたんですが...

がっつりエロのラブコメ。美麗で繊細な絵が美しい!

外務省の特殊情報収集組織というなんだか難しそうな設定ですが、要するに2人1組でバディを組んで極秘特訓(S◯X)するお話です。笑

受けはストイックで真面目ですが、エロになるとぐずぐずになって「ぁん//ぁん//しゅごいの〜」系の受けに大変身。擬音が多めなので、そこは好みが分かれるかもです。

「年下彼氏の恋愛管理癖」が好きな人におすすめです。

 

ひだまりが聴こえる/文乃ゆき

耳が聞こえにくく、そのせいで色々傷ついてきた大学生と、血の気は多いけどまっすぐな大学生がノートテイクというボランティアを通して心を通わす物語。普通じゃない自分に葛藤する受け、屈託なく相手を受け入れる攻め、ハートウォーミングで優しいお話でした。BL色は薄めでサラッと読めます。